転職先を探す有効な手段として利用されるのが「転職エージェント」です。
転職する方の中には「キャリアアップをしたい」と望んでいる方もいるでしょう。
この記事では、以下の疑問を持っている方向けに詳しく解説します。
- リクルートダイレクトスカウトの評判を知りたい方
- 利用メリット・デメリットを整理したい方
- 自分が向いているのか知ってから使用したい方
本記事のまとめ
- リクルートダイレクトスカウトはハイキャリア向けのスカウト型転職エージェント
- 第二新卒やフリーターには適さない
- スカウト型であり、待つのが基本であるため他の転職エージェントと併用して使うのがおすすめ
結論:キャリアップしたい方にとって、リクルートエージェントは必須の転職エージェントです。
リクルートダイレクトスカウトとは?
リクルートダイレクトスカウト(旧:キャリアカーバー)とはリクルートグループが運営する転職エージェントで、ハイクラス向けのものです。
概要 | 詳細 |
運営会社 | 株式会社リクルート |
対象者 | 20代から50代までのハイクラスを希望している方 |
公開求人数 | 約108,800件 |
対応地域 | 全国 海外 |
利用料金 | 無料 |
公式サイト | https://directscout.recruit.co.jp/ |
株式会社リクルートはリクルートエージェントという転職エージェントも展開しており、転職支援実績No. 1を獲得している会社です。
転職支援実績No. 1を獲得している企業が運営しているサービスともなれば、安心して利用できるのではないでしょうか?
公開求人数は10万件以上、さらに非公開求人数が加るため業界トップクラスの求人数です。
リクルートダイレクトスカウトの特徴は4つ
リクルートダイレクトスカウトの特徴は主に以下の4つです。
- ハイクラス向け
- 企業やヘッドハンターからスカウトメールが来る
- ヘッドハンターの数が多い
- 非公開求人がある
ハイクラス向けとなっており、他転職エージェントのように応募する形ではなくスカウトメールとなっています。
それぞれの特徴を見てみましょう。
ハイクラス向け
リクルートダイレクトスカウト自体、ハイクラス・エグゼクティブ求人に特化した転職エージェントです。
そのため、転職決定年収の平均は約900万円と日本の平均年収403万を大きく上回っています。
年収800万円を超える管理職や専門職はもちろん、中には年収2,000万円以上のCEO求人があったりと、まさにキャリアップを目指す人に最適な転職エージェントです。
求人の質が高い、誰もが知っている企業、公にされていない非公開の優良求人が揃っているため安心して応募できるでしょう。
キャリアアップをしたい方には最適なサービスです。
企業やヘッドハンターからスカウトメールが来る
リクルートダイレクトスカウトは、その名の通りヘッドハンティング型の転職エージェントです。
自身の経歴や経験を企業またはヘッドハンターが見て仕事を提案してくれます。
今まで見つからなかった新しい企業と出会う可能性が高まるでしょう。
また一般的な自分から動くタイプの転職エージェントではなく、企業やヘッドハンターからのアプローチを待つタイプであるため少ない時間での転職活動が可能です。
相手からのアプローチであるため、自分では気付けなかった新しい事業からのスカウトがあるかもしれません。
ヘッドハンターの数が多い
現在、ヘッドハンターの数は3,000名以上です。
厳選して選ばれたヘッドハンターであるため、非常に強い味方となるでしょう。
さらに、求職者が「匿名レジュメ」というものを提出すればヘッドハンターが代わりに求人を探してくれます。
なおヘッドハンター以外に個人情報を公表されないため、安心して利用できるでしょう。
企業に転職活動をしているのがバレてしまったといったこともありません。
そのため働きながらの転職活動が可能です。
非公開求人がある
公開求人に加え非公開求人もあるため、求人数が豊富でさらに自分に合った求人を見つけられます。
非公開求人には以下のメリットがあります。
- 採用倍率が低い
- 大手有名企業の求人が多い
- 幹部クラスの求人が多い
リクルートダイレクトスカウトが扱っている求人自体、ハードルの高いものですが、非公開求人ともなればさらにハードルは高くなります。
しかしスキルや経験があれば、希望に合った転職先が見つかるでしょう。
リクルートダイレクトスカウトの利用メリットは5つ
リクルートダイレクトスカウトの利用メリットは以下の5つです。
- 信頼できるため安心して利用できる
- 登録後はスカウトを待つだけで楽
- ハイクラス求人が多い
- ヘッドハンターを選べる
- 無料で利用できる
転職はできるだけ不安要素をなくしてスムーズにしたいものでしょう。
そんな方に嬉しいメリットが、リクルートダイレクトスカウトにはいくつもあるのです。
それぞれのメリットを見ていきましょう。
運営会社の信頼性が高く安心して利用できる
運営会社の株式会社リクルートは一部上場もしている大手企業です。
展開しているサービスは非常に豊富で、以下の通りです。(一部)
- じゃらん(旅行)
- ホットペッパー(飲食店や美容院)
- ホットペッパービューティー(国内最大級のヘアサロン・リラク&ビューティーサロンの検索予約サイト)
- スタディサプリ
どれも聞いたことあるサービスではないでしょうか?
一部上場に加え、非常に有名な企業、多くの方に利用されているサービスをいくつも展開しているため非常に信頼できる会社です。
リクナビは過去に炎上したものの、謝罪だけではなく対処もしっかりと行いました。
登録後はスカウトを待つだけで楽
特徴でも述べたようにヘッドハンティング型の転職エージェントとなっているため、会員登録後は基本的にスカウトを待つことになります。
自分から求人を探して応募するタイプの転職エージェントは以下のようなメリットがあるものの、
- 希望している求人に応募できる
- 素早く転職できる
ゆっくりの転職活動で良い、時間が取れない方には不便に感じます。
しかしヘッドハンティング型の転職エージェントであれば、以下のメリットがあります。
- 自分から動かなくて良い
- 時間を割く必要がない
そのため忙しい方や、「転職をしたいけど応募したりは面倒くさいなあ」という方に最適なのです。
利用料金も無料であるため、時間と経済コスト的にも優しく非常に魅力的です。
ハイクラス求人が多い
ハイクラス求人向けに作られた転職エージェントであるため、ハイクラス求人がほとんどです。
転職エージェントによってはキャリアップ向けではなく、第二新卒や20代の方が転職できるように提供されているサービスもあるでしょう。
しかし、リクルートダイレクトスカウトではハイクラス求人を取り扱っており、30代からといったキャリア・経験を積んだ方が対象となります。
大手企業に入りたい人、管理職に就きたい人、年収アップを目指している人など「キャリアップ」をしたい方には大きなメリットでしょう。
ヘッドハンターを選べる
リクルートダイレクトスカウトでは担当するヘッドハンターを自分から指名できるため、相性の良いヘッドハンターが見つかる可能性が高いです。
いくら優秀なヘッドハンターとはいえ、必ずしも相性が良いとは限りません。
そのため、ヘッドハンターを選べるのは非常に魅力的です。
希望する業種・職種・経験などから探し出せるため、希望に沿ったヘッドハンターと出会えます。
ヘッドハンターはランキングを定期的に開催しているおり、そちらを参考に選べるのも嬉しい点ですよね。
無料で利用できる
質の良い求人を探すためにはお金を払って利用しなければならないと考えている方も多いでしょう。
しかし「無料で利用」できます。
無料で利用できる上にもかかわらず優秀なヘッドハンターが揃っており、求人数も豊富。となれば非常に魅力的な転職エージェントではないでしょうか?
コストを抑えつつ、しっかりとした転職エージェントを使用したい方におすすめのサービスです。
リクルートダイレクトスカウトの利用デメリット5つ
リクルートダイレクトスカウトはメリットもありますが、デメリットもあります。
デメリットも把握することで、本当に使うべき転職エージェントなのか見分けられるでしょう。
利用デメリットは以下の5つです。
- 第二新卒やキャリアが浅い人には求人が少ない
- 利用基準の年収が決まっている
- スカウトメールが頻繁に届く
- ヘッドハンターとの相性が悪い場合がある
- すぐに転職したい方には不向き
ハイキャリアというだけあって利用基準は高くなっており、更にスカウト型であるため長期戦での転職をする方向けです。
それでは、それぞれのデメリットを見てきましょう。
第二新卒やキャリアが浅い人には求人が少ない
ハイキャリア向けというのは、経験やスキルが豊富な方を対象にしているということです。
そのため、社会に出たばかりであまり経験がない第二新卒やキャリアが浅い方には求人が少ないです。
探せば求人が見つかるかもしれませんが、全体的にハイクラス向けの求人が多いため第二新卒やキャリアが浅い人には適していません。
第二新卒やキャリアが浅い方が利用する転職エージェントは以下がおすすめです。
- DYM職種
- 就職Shop
- ハタラクティブ
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
リクルートダイレクトスカウトはハイクラス向けであるため、第二新卒やキャリアが浅い方が使用しても「全然使えない」と思う可能性が高く、おすすめしません。
年収が低いとスカウト数が少ない
リクルートダイレクトスカウトは年収が低い方ですと、スカウトがあまり来ない可能性があります。
そもそも利用基準の年収がハイクラス向けであり、つまり「すでにスキルを持っている方」を求めています。
すでにスキルを持っている方は企業から重宝されるため、高給与であることがほとんどです。
そのため、年収が低い=スキルを持っていないと思われ、スカウト数が少なくなる傾向にあります。
リクルートダイレクトスカウトの求人検索機能を使用してみると、希望年収は600万円からとなっています。
現在の年収が希望年収以下であれば、スカウトされる確率は非常に低くなるでしょう。
スカウトメールが頻繁に届く
スカウトメールが頻繁に届くのは転職エージェント全般に言えることであり、リクルートダイレクトスカウトも例外ではありません。
利用者の声を見ると下記のように「スカウトメールが止まらん」「スカウトメールの嵐」と不評です。
メールの通知をオンにしている方にとって、夜中もスカウトメールが来るのは非常にストレスになるでしょう。
もしスカウトメールを減らしたいのであれば、会員ページの設定から停止の設定変更を行いましょう。
リクルートダイレクトスカウトを更新したらスカウトメールとまらん。別に夜中にきてもいいけどどんだけお前らシステマチックに処理してるんよ。夜は避けなさいよ笑
— あいお(ゲーム垢) (@idontknow336) November 18, 2021
リクルートダイレクトスカウト
本登録したらやっつけスカウトメールの嵐(笑)
どうせ自動で経歴引っ掛けて送ってるだけだからエージェントは大量にメール送る労力なんかいらないわけで。
自己紹介に「求職者様に寄り添った〜」って(笑)
転職活動進まなくてやさぐれてる🙄— 異次元のノアイP@Versantがんばる (@042t3504) November 15, 2021
ヘッドハンターとの相性が悪い場合がある
リクルートダイレクトスカウトのヘッドハンター数は3,000名以上となっているため、どうしても相性が悪いことがあります。
利用者の声を見てみると「ヘッドハンターの質が悪い」といった声もありますが、反対に「質が高い」という人もいました。
やはり相性の問題もあるため、リクルートダイレクトスカウトのヘッドハンターが悪いというよりも、「その」担当者と相性が悪かったのほうが正しいでしょう。
もしヘッドハンターと相性が悪いと思えば、他のヘッドハンターへ変更するのがおすすめです。
すぐに転職したい方には不向き
スカウト型は基本的に待つという受け身です。
自分のプロフィールを見た企業やヘッドハンターからスカウトが来る仕組みとなっており、自分で応募するという流れではないためすぐに転職したい方には不向きです。
特にキャリアが浅い人や年収が低い人であれば、スカウト数が激減するため更に長期戦となるでしょう。
すぐにでも転職したい方はスカウト型ではなく、「自ら応募」するのがメインの転職エージェントを利用しましょう。
リクルートダイレクトスカウトの評判
リクルートダイレクトスカウトは利用者が多く、更に相性もあるため良い評判・悪い評判の2つがあります。
良い評判は企業オファーが多いことです。
悪い評判はメールのテンプレ感が凄いことです。
両方の口コミを詳しく見てみましょう。
良い評判:企業オファーが多い
転職エージェントは企業からオファーが来ます。
リクルートダイレクトスカウトも同じであり、「割と企業オファーが来る」との声が見られました。
ハイクラス向けと聞くとハードルが高く感じ、自分にはスカウトが来ないと思う方もいるかもしれません。
しかし登録してみれば評判の通りオファーがくるかもしれませんので、すぐに転職をしたい方を除いて利用してみるといいでしょう。
LinkedInとかビズリーチとかリクルートダイレクトスカウトとか割と企業オファーくるのでエージェントなしの選択肢もありですよね。直接応募しても良いかもですし。
— たっけい 診断士! (@takkei_i) January 17, 2022
悪い評判:メールのテンプレ感がすごい
スカウトメールが来るのは嬉しいことですが、この方はメールのテンプレ感が凄いと感じたため複雑な印象を抱いています。
すべてのメールに共通している単語等があると、本当にプロフィールを見ているのか?と思ってしまうのも仕方ありません。
もしメールのテンプレ感が凄いと感じこれ以上受け取りたくないと思ったのならば、先にも述べたように会員ページの設定から来ないように停止しましょう。
夕方リクルートダイレクトスカウトを始めて既に30通以上メールきてた。
どの担当者もテンプレ使いまわしてるんやろ?っていうのと、今の会社から結構スカウトしてるのか〜会社お勤めの方へ的な内容が多くて何だかな— 外資OLの嘆き (@gaishi_ol) December 23, 2021
リクルートダイレクトスカウトはこんな人におすすめ!
リクルートダイレクトスカウトは以下の人におすすめです。
- ハイクラス転職を望む方
- 長期戦での転職活動になっても構わない人
- 自分からあまり転職活動したくない人
- キャリア歴がしっかりとある方
リクルートダイレクトスカウトに良い評判・悪い評判があるのは、使用する人によって使い心地が大きく変わってくるからです。
そのため、適している方が使用すれば非常に便利な転職エージェントになります。
具体的にどんな人におすすめなのか詳しく見てみましょう。
ハイクラス転職を望む人
繰り返し言いますが、リクルートダイレクトスカウトは「ハイクラス向き」の転職エージェントです。
そのためハイクラス転職を望む方が使用すれば、希望の求人をスムーズに見つけられます。
しかしハイクラス転職ではなく、「スタートアップ企業で働いてみたい」という方であれば適さないでしょう。
長期戦での転職活動になっても構わない人
スカウト型は企業やヘッドハンターからのアプローチを待つため、どうしても長期戦での転職活動になってしまいます。
もしすぐにでも転職先を決めたい方であれば、スカウト型であるリクルートダイレクトスカウトは不向きです。
反対にいつかは転職をしたい方、半年かかっても問題ない方であれば最適です。
もしすぐに転職先を見つけたい方が利用するのであれば、リクルートダイレクトスカウトと自分から応募して利用する転職エージェントの併用が良いでしょう。
自分からあまり転職活動したくない人
先程も述べたようにリクルートダイレクトスカウトは待つのが基本となっているため、自分からガンガン求人に応募する転職エージェントではありません。
企業、ヘッドハンターからスカウトメールが届いて転職活動をするため、自分からあまり転職活動をしたくない方に最適です。
待っているのが基本であるため、仕事が忙しくそれほど時間を割けない方、時間がない方にも向いている転職エージェントでもあります。
キャリア歴がしっかりとある方
過去に「管理職をしていた」「職場で〇〇を行った」という実績があればキャリア歴があると評価され、スカウトメールが届きやすくなります。
しかし特に何もしていないというのであれば、キャリア歴がないとみなされスカウトメールは少なくなるでしょう。
もし自分のキャリア歴がしっかりしているのかわからない方であれば、まずは登録してみてスカウトメールが来るかどうか様子を伺ってみましょう。
スカウトメールが来ない理由は企業が求めている人材でないこと、キャリア歴がないことが挙げられます。
リクルートダイレクトスカウトはこんな方には向かない!
リクルートダイレクトスカウトは以下に当てはまる人には向きません。
- 応募書類の添削や面接対策といった手厚いサポートを受けたい人
- 年収600万円未満の人
- すぐに転職したい人
- 第二新卒やフリーターの方
向かない人が使用すれば「全く使えない転職エージェント」と思うでしょう。
もしご自身が上記に当てはまるのであれば、使えない転職エージェントと判断する可能性「大」です。
それでは実際にどんな方に向いていないのか見てみましょう。
応募書類の添削や面接対策といった手厚いサポートを受けたい方
一般的な転職エージェントには転職サポートである「応募書類の添削」「面接対策」といったものがありますが、リクルートダイレクトスカウトには転職サポートがありません。
そのためすべて自分自身で行う必要があります。
転職をするのは初めて、面接に自身がない方は不安を抱えたままの転職活動となる可能性があります。
もし転職活動に自身がないのであれば、転職サポートがある転職エージェントと利用するのがおすすめです。
万全な対策をしておけば自信がつき、転職活動もスムーズに行くでしょう。
年収600万円未満の方
項目「年収が低いとスカウト数が少ない」でも紹介したように、求人検索では希望年収が600万円となっているため、最低希望年収に満たない方はスカウト数が少なくなるでしょう。
もちろん前職と希望年収が+50以内、スキルが豊富であったものの企業から正しく評価されていなかったということであれば、スカウトは来るでしょう。
しかし一般的に考えて、年収300万円の方が年収2倍である600万円に転職するのは難しいです。
現在の年収が最低希望年収である600万円以下であれば、スカウトは少ないと考えておいてください。
すぐに転職したい方
自分から積極的に応募して行う転職活動のスタイルではないため、すぐに転職をしたい方には不向きです。
できるだけ早く転職をしたい方であれば、リクルートダイレクトスカウトでなく、自分から応募する転職エージェントがおすすめです。
もしすぐに転職をしたいけど利用してみたいといった方であれば、自分から積極的に動いていくスタイルの転職エージェントと併用しましょう。
第二新卒やフリーターの方
第二新卒やフリーターの方はキャリアが浅いため、リクルートダイレクトスカウトが取り扱っている求人の「ハイクラス」には当てはまりません。
そのため、登録したとしても「スカウトが全く来ない、登録した意味がない」と感じることがほとんどです。
第二新卒やフリーター向けの転職エージェントは以下のとおりです。
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- DYM転職
- 第二新卒エージェントneo
一部ではありますが、以上の転職エージェントがおすすめです。
第二新卒エージェントneoについては以下の記事で解説していますので、第二新卒やフリーターの方は読んでみてください。
<発リンク>
リクルートダイレクスカウトのスカウトは4種類
リクルートダイレクトスカウトはスカウト型の転職エージェントとなっていますが、ただのスカウトではなく以下の4種類があります。
- 通常スカウト
- FIT HUNTERスカウト
- 一球入魂スカウト
- 企業スカウト
- 顧客求人スカウト
それぞれのスカウトの内容&特徴を見てみましょう。
通常スカウト
通常スカウトとはレジュメを登録することでヘッドハンターや企業、エージェントから届くスカウトのことです。
※転職活動でいうレジュメとは、履歴書や職務経歴書といった応募書類を指しています。
なおリクルートダイレクトスカウトのレジュメは匿名となっているため、企業やヘッドハンターは経歴のみを見ておすすめの求人を紹介します。
優良な求人が多い「非公開求人」も届きますが、テンプレのような文章が送られることが多いです。
ある程度マッチしていれば送られるため、基本的にはスルーをしておき、気になったら質問などをして見ましょう。
FIT HUNTERスカウト
FIT HUNTERスカウトとは、通常スカウトよりもさらにあなたに当てはまる可能性が高いと思われて送られたスカウトです。
スカウトメール「fit」マークがついているものが、FIT HUNTERスカウトです。
求職者の経験業種をもとにヘッドハンターから送られてくるものであり、専門職の転職をしたい方であれば返信だけでもしておきましょう。
FIT HUNTERスカウトを送ってくるヘッドハンターは自分のプロフィールや希望条件をしっかりと見て求人を送ってくれているため、業界の話が通じるヘッドハンターである可能性が高いです。
そのため、FIT HUNTERスカウトからヘッドハンターを探すと相性の良いヘッドハンターに出会えるでしょう。
一球入魂スカウト
ヘッドハンター、企業がより厳選して選び抜いた会員のみに送るプレミアムスカウトとなっており、通常スカウト、fitスカウトよりも重要度の高いスカウトです。
メッセージ一覧には「一求入魂」との赤いマークが付いています。
一球入魂は市場価値が高く、求められている人材であるため、興味がある求人であればぜひ連絡を返してみましょう。
もし内容にテンプレ感がなく直宛のような文であれば、転職活動がスムーズに行く可能性「大」です。
企業スカウト
企業スカウトはその名の通り、転職エージェントからではなく企業から直接送られるスカウトです。
採用担当者はあなたのプロフィールや職務経歴書を読んだ上で送ってくるため、書類通過である可能性大です。
しかし企業スカウトをした方全員が返信してくれるとは限らないため、採用人数よりもやや多めに送っていることが考えられます。
企業スカウトが来たから必ず書類選考がないとは言えないものの、先に紹介した4つよりも重要度の高いスカウトメールです。
返信期限が決まっているため、早めに返信をしましょう。
顧客求人スカウト
顧客求人スカウトは経営層や経営層入社ではなく、企業顧問として契約をオファーしてもらえるスカウトです。
つまり企業の外部顧問として収入を得ながら、転職先を探せるのです。
一般的な転職エージェントでは見ないものですが、本業とは他に副収入が欲しい方は使ってみると良いでしょう。
スカウトを受け取るにはプロフィールはしっかりと設定をしよう
スカウトを受け取りたければ、しっかりとプロフィールを設定しましょう。
ヘッドハンター、企業はあなたのプロフィールを見てスカウトメールをします。
プロフィールがしっかりとしていなければ、どんな人物であるかわからないためスカウトメールは来ません。
適当に入力するのではなく、しっかりと記入をしてこまめに更新をしましょう。
プロフィールの設定は、スカウトをより多く受け取るための事前準備なのです。
<<当メディア運営者が銀行員から転職する際に活用した自己PRはこちらの記事から>>
リクルートダイレクトスカウトを使う人が併用するべき転職エージェント
リクルートダイレクトスカウトを使用する方は、効率良くすすめるために以下の転職エージェントと併用しましょう。
- ビズリーチ
- jac recruitment
- パソナキャリア
併用していれば、待っている間は他の転職エージェントを使用して、転職を効率よく進められます。
なお全てハイクラス向けの転職エージェントです。
では、それぞれの転職エージェントの特徴を見てみましょう。
ビズリーチ
ビズリーチは全体求人の3分の1が年収1,000万以上となっているため、高収入を求めている方は併用するべき転職エージェントです。
登録ヘッドハンター数は5,100人と、リクルートダイレクトスカウトよりも人数が更に多いため、より相性の良いヘッドハンターが見つかるかもしれません。
さらにリクルートダイレクトスカウトの公開求人数が7万件に対し、ビズリーチは約13万件と圧倒的な差です。
(非公開求人はリクルートダイレクトスカウトが10万件超、ビズリーチが23,000件以上であるため、総合的にはあまり変わらない)
どちらも求人数が多いため併用すればスカウトが多く届き、更にスムーズに転職活動が進むでしょう。
しかし注意点として有料である、「プレミアムプラン」があります。
公式サイト:https://www.bizreach.jp/
jac recruitment
jac recruitmentは管理職・エグゼクティブ・専門職に特化している転職エージェントです。
国内大手・外資系・海外進出企業などを含めたおよそ25,000社企業との取引があるため、海外へのキャリアを考えている方に最適です。
JACが扱っている60%はWebサイトに載っていない「非公開求人」となっているため、登録すれば優良企業の求人が見つかるかもしれません。
総勢約800名のコンサルタントがおり、一人ひとりが高い専門性を備えているため安心して転職活動に取り組めます。
海外へのキャリアを考えている方のみならず、国内大手企業などを希望している方も利用してみてください。
詳細は以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ確認してください。
<<jac recruitmentの評判についての記事はこちら>>
公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/
パソナキャリア
パソナキャリアはお客様満足度4年連続No.1を獲得している転職エージェントです。
求人の半数は年収800万円企業のとなっており、年収アップ率は67.1%と非常に高い数値です。
顧客満足度が高いため、今までの転職エージェントでは不満があった方でも満足できるでしょう。
リクルートダイレクトスカウト同様、スカウトサービスとなっているため、転職活動に時間を割けない方におすすめです。
パソナキャリア最大の特徴として、女性の転職支援に力を入れています。
そのため女性の方にもおすすめの転職エージェントです。
詳細は以下の記事で詳しく解説していますのでぜひ確認してください。
公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
リクルートダイレクトスカウトへの登録方法
リクルートダイレクトスカウトへの登録方法は以下のステップに分けられます。
- 会員登録
- 登録情報の入力
- 登録完了
それぞれのステップを見てみましょう。
1.会員登録
会員登録をしなければ利用できないため、リクルートダイレクトスカウトの公式サイトから会員登録します。
メールアドレス、パスワードはログインのときに必要となるため、忘れないようにメモをしておきましょう。
Facebookで登録したい方は右上の「ログイン」→「Facebookでログイン/登録」を選択すればできます。
登録情報の入力
「新規会員登録」を入力後は、メールアドレス、パスワードの設定です。
メールアドレスとパスワードはログイン時に必要となるため、必ずメモをしておきましょう。
メールアドレス・パスワードの設定が完了すれば、登録したメールアドレスにメールが送られます。
登録情報の入力では以下の画像の枠の部分を入力しましょう。
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- 都道府県
- 直近の年収
- 直近の業種・職種
入力後は「登録する」をクリック。
続いてはレジュメ登録に移ります。
レジュメ登録ではスカウトを受け取るために必要な情報であるため、しっかりと記入しましょう。
レジュメ登録1
- 学校種別
- 学校名
- 学部・学科
- 卒業年月
- 備考
- 英語レベル
- 英語資格や語学レベル
- 電話番号
学校名や語学は嘘をついてもすぐにバレるため、事実を記入しましょう。
卒業年月や電話番号は公開されないため、不必要に電話がかかってくるといったこともありません。
レジュメ登録2
- 経験社数
- 直近の職務履歴
- 企業名
- 部署名・役名
- 在籍期間
- 職務内容
職務内容はヘッドハンター・企業が特にチェックする部分であるため、しっかりと記入するようにしましょう。
記入が苦手な方は、リクルートダイレクトスカウトが出している「職務履歴サンプル」を活用するのがおすすめです。
登録完了
レジュメ登録2まで完了すればヘッドハンターからのスカウトを受け取れる状態になります。
スカウトが受け取れる状態になれば完了です。
リクルートダイレクトスカウトで良くある質問
利用料金は無料?
リクルートダイレクトスカウトは無料で利用できます。
審査はある?
審査はないため、登録自体は誰でもできます。年齢制限もありません。
どのくらいの年収の求人数がある?
年収600万円からがほとんどとなっており、年収800万円から2,000万円の求人も多数あります。
登録後って本当にスカウトを待つだけ?
登録後はスカウトを待つだけです。ただし、スカウトが来てからは返信等をしないと転職できません。
どんな大手企業の求人がある?
さまざまな業界の大手企業の求人があり、以下はその一部です。
- トヨタファイナンシャルサービス
- 大正製薬
- 株式会社ベネッセコーポレーション
- 株式会社NTT DATA PayPay株式会社
- 西日本電信電話株式会社(NTT西日本)
会社にバレるって本当?
会社にはバレません。そのため、会社にいながらの転職活動も可能です。
ブランクが有るけど転職できる?
ブランクがあっても転職可能です。 実際に公式サイトでは5年半のブランクを得て、52歳で正社員として転職に成功した方がいます。
スカウトメールが来ないんだけどどうして?
プロフィールをしっかりと設定してみてください。 企業、ヘッドハンターはあなたのプロフィールを読んでスカウトをしています。 そのため、プロフィールがしっかり記入されていないと経歴が分からないためスカウトされません。
プロフィールをしっかりと記入しているのにスカウトが来ない
第二新卒、フリーター、キャリアが浅い方はプロフィールをしっかりと記入しても来ない可能性が高いです。 基本的にキャリアがある方を対象としているためです。 第二新卒向けや20代向けの転職エージェントを使いましょう。
キャリアカーバーと違うの?
旧名がキャリアカーバーであり、現在はリクルートダイレクトスカウトという名前です。 どちらも同じサービスです。
ヘッドハンターと相性が悪いんだけどどうしたらいい?
自分で指名できるため、変更してもらいましょう。
自分のプロフィールが企業からどう見られているのか知りたい
プロフィール(レジュメ)は、個人を特定するような情報が非公開となっており、それ以外は見られるようになっています。 主に以下なものは匿名状態となります。 氏名、メールアドレス、生年月日、住所(市区村以降)、電話番号欄に記載されたもの 公開範囲の設定はできません。
まとめ
この記事をおさらいすると以下の通りです。
- リクルートダイレクトスカウトはハイキャリア向けのスカウト型
- 長期戦での転職でも構わない人、キャリア歴がしっかりとしている人に最適
- スカウトメールが多いデメリットは設定から変更可能、ヘッドハンターは変更可能
- 他の転職エージェントと併用して使うのがベスト
悪い評価があるのは事実なものの、公開求人数+非公開求人は業界トップクラスであるため、ハイキャリア向けの転職を希望している方は必須の転職エージェントです。
ぜひリクルートダイレクトスカウトへ登録をし、希望しているキャリアを歩みましょう。
<<転職理由の書き方で困っている人向けにコツをこの記事でまとめました>>
フリーランスWebライター。高卒就職→19歳正社員&副業Webライター2ヶ月間→20歳になった月と同時に独立
執筆ジャンルは転職から金融系、カーリースなど。to B向けの記事執筆を主とする。