仕事を進めていく上で陥りやすい悩みのひとつが、「自分は今の仕事に向いてない気がする」というものです。
銀行員として働く人の中にも、自分は銀行員に向いてないのではないか…と悩んでいる人が多いかもしれません。
この記事では「銀行員に向いてない」と感じる場合にとりたい行動や、考え方について解説します。
銀行員として働くことに悩んでいる方は、ぜひご一読ください。
本記事のまとめ
- 銀行員に向いてないと思う理由のほとんどはあなたのせいじゃない
- 銀行員に向いてないと考えるみんなのリアルなコメントが読める
- 銀行員に向いてないと思ったら転職するのはアリ!
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銀行員に向いてないと考えてしまう理由
銀行員に向いてないと考えてしまうには何らかの理由があるはずです。
よく見られる理由は以下5つです。
- 仕事でミスをしてしまった
- 仕事にやりがいを感じない
- 自分の能力を活かせている実感がない
- 銀行のシステムに違和感を覚える
- 勉強し続けることが辛い
それぞれわかりやすく解説します。
仕事でミスをしてしまった
仕事でミスをしてしまったときは、無力感や自信喪失を覚えやすいです。
そして「こんなミスをしてしまう自分は、この仕事に向いてないのでは…?」と感じてしまいます。
またミスの重大性や頻度によって、銀行員に向いてないと感じる強さが変わります。
特に関係者に多大な影響を与えてしまう、基礎的な部分でミスを繰り返すなどの場合は、銀行員に向いてないと強く感じやすいでしょう。
仕事にやりがいを感じない
特に目立ったミスがなくても、仕事にやりがいを感じない場合は銀行員に向いてないと考えやすいです。
やりがいは満足感や達成感を覚える上で重要な要素であり、やりたいと思える仕事であれば特に強く感じられます。
一方でやりがいがなくつまらない時間を過ごしていると感じてしまうと、もっと自分に向いてる仕事があるのでは?と考えるようになってしまいます。
仕事にやりがいを感じないという事態は、結果として自身が銀行員に向いてないと考える大きな要因になるのです。
自分の能力を活かせている実感がない
自身の能力や強みを十分に発揮できる環境では、自身に向いていると満足感を得られます。
言い換えれば、自分の能力を活かせている実感がない場合、銀行員に向いてないという考えにつながってしまうのです。
自身の得意や長所を自覚している場合は、それらを活かせていない仕事により疑問を覚えてしまいます。
銀行員よりも向いていると感じる仕事に就き、自身の能力を活かしたいと考えるのは自然です。
銀行のシステムに違和感を覚える
仕事に違和感や疑問を覚える場合、仕事を続けるという行為が苦しくなってしまいます。
違和感を覚えている状態ながら無理やり飲み込んで仕事を進めるというのは、矛盾や自己否定を感じる要因になるのです。
日本の銀行システムには以下のような、古い慣習や規則に沿ったものが多く存在します。
- 押印数の多さ、使う印鑑に関する厳しさ
- 上司絶対主義
- 取引先への挨拶まわり
銀行は個人情報やお金など重要な内容を扱うため、どうしても厳しさは必要です。
しかし押印時に使う印鑑の種類や必要な数、ちょっとした記載事項まで正確性が必要というのは非効率すぎると感じやすい部分です。
また銀行による部分は大きいですが、取引先への挨拶まわりが慣習としての意味だけで続いているケースも見られます。
これらに代表される銀行のシステムに違和感を覚える場合、銀行員に向いてないと感じやすいです。
勉強し続けることが辛い
銀行員は就職後に数多くの資格取得が求められます。
そのため勉強し続けることが辛いと感じる人は、銀行員に向いてないと感じてしまうでしょう。
成長や目的のため自主的に勉強を進める場合は、意欲があるためあまり負担を感じません。
しかし仕事の都合で半強制的に勉強しなければならない状況は、人によっては辛いものです。
資格取得に目的意識や成長意欲を感じられるならともかく、「やらされている感」が強い場合は向いてないと思ってしまいます。
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銀行員に向いてないと考える人のリアルな口コミ
銀行員として働いていながらも、自身が仕事に向いてないと考える人は少なくありません。
実はあなたが持っている悩みは他の人も抱えていることが多いんです。
そこで、銀行員に向いてないと考える人のリアルな口コミを以下5つ紹介します。
- 仕事に面白さを見出せない
- 勉強に身が入らない
- 押印に無駄を感じる
- 修正の細かさに意味を感じられない
- 金融分野が苦手
仕事に面白さを見出せない
銀行員の離職で、仕事がしんどくて病んで辞めるというのは意外と多くないです。多いのは優秀な人から順に、仕事内容にしょうも無さを感じ、会社に愛想つかせて去っていくパターンです。新卒で銀行を検討されている方は、本当に、思ったより仕事内容がつまらないことを覚悟しとけば、怖くはないです。
仕事に面白さを見出だせないため銀行員に向いてないと考える人は多いようです。
銀行員の主要業務である融資が面白くないと感じる場合、仕事の大部分がつまらないという結果につながってしまいます。
銀行員に限った話ではありませんが、仕事がつまらないとやりがいを感じられません。
前述したようにやりがいを感じないというのは、仕事に向いてないと考える原因になります。
銀行員として求められる仕事に面白さを見出だせないため、向いてないと考えるコメントは目立つようです。
勉強に身が入らない
勉強が苦痛に感じる人も、銀行員に向いてないと考えてしまうでしょう。
中学生あたりから期日ギリギリに物事を片付ける性質だったが、明らかに銀行員には向いてない。「ゆーてこの資格はまだ取らなくて大丈夫」という気持ちがある限りいつまでも勉強が始まらない。。
銀行員は資格取得が重要なため、かなり多くの時間を勉強に費やす結果になります。
自主的な気持ちならともかく、上司や職場全体から勉強を強制されるケースが多いです。
そのような環境であるため、興味が薄い勉強に取り組む行為が苦痛な人は向いてないと感じやすいです。
押印に無駄を感じる
意味合いはほとんど一緒なのに「こっちのゴム印押すのが正しいんじゃないか…?🤔」って真剣に悩んでる上司見ると「どっちでもいいじゃんwwwばからしwww」という感想しか出ないので銀行員向いてない。銀行業務ほんときもい。
銀行業務では押印が必要な場面が多く、その上印鑑の種類も多数あります。
そのため場合によっては、押印ひとつに時間がかかってしまいます。
押印に無駄を感じる人はストレスを受ける場面が多く、結果として銀行員に向いてないという考えにつながります。
修正の細かさに意味を感じられない
「そんな細かい事どうでも良いだろ!
それについて考えたり修正したりする時間めちゃめちゃ無駄やん」って事が多すぎてホント銀行員向いてない。
どんな仕事でも多少はあると思うけど、金融系の細かさは異常だと思う。
割と細かいとこきにするタイプの人間だけど無理です。
押印に限らず、細かな対応や高い正確性が求められる場面が非常に多いです。
特に問題ないように見えるものの、慣習や規則によって修正が求められてしまいます。
人によってはこの時間が無駄・非効率的と感じてしまうでしょう。
このような場面に遭遇すると、自身は銀行員に向いてないと考えてしまうのです。
金融分野が苦手
投信、保険、外為、住宅ローン 頭悪すぎてどれもよく理解できない やっぱ銀行員向いてないな…
金融分野が苦手なため、銀行員に向いてないと考えてしまうケースもあります。
業務に必要な知識が難しいと感じると、どうしても無力感につながってしまいます。
得意なジャンルの仕事に就きたいと思うのは自然です。
そのため業務や組織の仕組みではなく、必要な知識が理由で仕事に向いてないと感じる人もいます。
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銀行員に向いてないなら辞めるべき?
銀行員に向いてないと感じながら仕事を続ける行為は苦痛につながります。
もっと意欲的に働ける場所、自身の強みを発揮できる仕事があるかもしれません。
そのため向いてない仕事は辞めた方が良いというのは、確かに正しい意見です。
しかし向いてないと感じるとはいえ、必ずしも銀行員を辞めるべきとは限りません。
場合によっては銀行員を辞めたために、その後より不満や負担が大きくなる恐れがあります。
銀行員に向いてないと感じても、自身は本当に辞めるべきなのか一度しっかり考えるべきです。
銀行員に向いてないなら辞めるべき人もいる
銀行員に向いてないと感じる人の中で、実際に辞めて転職した方が良い人について解説します。
自身に当てはまる特徴をすべて考慮しながら、後悔のないよう丁寧に考える必要があります。
実際に辞めた方が良い理由は以下5つです。
- より自身に合った職に就きたい
- 成長を感じられない
- 別の分野に強く惹かれている
- 辞めた後の計画が立てられている
- 年齢に見合ったスキルや経験がある
それぞれわかりやすく解説します。
より自身に合った職に就きたい
銀行員に向いてないという思いを抱えながら、より自身に合った職に就きたいと考える人は多いでしょう。
このような方は銀行員として不満を感じながら仕事をするため、良い状況とはいえません。
自身に適した職への希望が強いのであれば、銀行員を辞めて転職することをおすすめできます。
理想と現実に強いギャップを抱いた状態では幸福感を得にくいです。
仕事をする時間は生活の大部分を占めるため、自身が幸福感や満足感を覚えられる状態にする必要があります。
自身に合った職への強い希望がある方は転職が有用です。
成長を感じられない
成長を感じられない人も同様に、幸福感や満足感が低い状態です。
こちらに当てはまる方も、転職により大きな効果を得られます。
ただし成長を感じられない理由にもよります。
たとえば下積み時代と呼ばれる時期は、簡単な業務や雑務が中心になってしまうのも仕方ありません。
このような状況で転職してしまうと、今後得られる成長の機会を失ってしまいます。
昇進してから業務に慣れた頃も、急に成長が止まった感覚になってしまいがちです。
入社して数年や少し前に昇進して落ち着いた頃の人は、銀行員を辞めるのは一度保留にする必要があります。
一方でポジションや職場の都合で、これ以上新しい経験や成長は得られないと確信できるケースもあるでしょう。
成長が見込めない状況で、それに不満を感じる場合は転職が良い手段になります。
別の分野に強く惹かれている
自身の適性や成長性だけでなく、興味関心が別の分野に向いているというケースもあります。
別の分野に強く惹かれている人は、状況によるものの転職も検討するべきです。
興味があったにも関わらず諦めてしまうというのは、人生全体の大きな後悔につながってしまいます。
そのため銀行員ではない別分野に惹かれている場合は、挑戦によって人生が明るくなる可能性が高いです。
自身の興味関心を無視せず、大切にする必要があります。
辞めた後の計画が立てられている
銀行員に向いてないと強く感じる場合でも、無計画に辞めてしまうのは危険です。
向いてない仕事からの解放感はありますが、その後の生活が大変になって後悔してしまう恐れがあります。
一方で銀行員を辞めた後の計画が立てられているならば、比較的リスクが小さいでしょう。
いつ頃まで休むか、転職活動はどのように進めるか、資格取得の勉強などを進めるか…
辞めた後の計画をある程度立てたうえで退職し、計画に沿って行動をしましょう。
年齢に見合ったスキルや経験がある
銀行員から別の仕事に転職する場合、これまでに得たスキルや経験が問われます。
年齢に見合ったスキルや経験があるならば、スムーズに転職活動が進むはずです。
しかし年齢や経験年数に対して能力が低いと判断されてしまうと、書類選考や面接で評価を得にくくなってしまいます。
もしスキルや経験的に転職が難しい場合、銀行員を辞めるのは一旦保留がおすすめです。
転職活動で活かせる何かがあるならば、向いてない仕事は辞めて新たな道を進むようにしましょう。
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銀行に向いてないが、辞めるのは保留にした方が良い人の特徴
銀行員に向いてないとはいえ、辞めるのは保留にした方が良い人も少なくありません。
すでに少し触れた部分もありますが、より具体的に紹介します。
- 「飽き」「マンネリ」が理由
- 辞めた後のプランが特にない
- 生活に大きな支障が出る恐れがある
※ここでお話する内容は心身に問題がないケースのみ当てはまります。
生活に支障をきたす苦痛や心身のトラブルなどを感じている場合、状況や特徴に関係なく早めに休職・退職といった対応が必要です。
「飽き」「マンネリ」が理由
銀行員に向いてないと感じる理由が「飽き」「マンネリ」に由来する場合、転職は保留にするべきです。
これらは心の持ちようや一時的な環境が原因である可能性が高いです。
転職して刺激的な環境に行っても、どこかのタイミングで同じような状況に陥る恐れがあります。
前述した「下積み時代」「昇進後落ち着いた頃」は特に飽きやマンネリを感じやすいです。
銀行員を辞めることよりも、仕事を楽しくする工夫や心構えを変える方が効果を得られます。
飽きやマンネリを打破するためなら、転職よりもリスクが小さい方法があるはずです。
辞めた後のプランが特にない
銀行員を辞めた後のプランが特にない場合も、リスクを避けるために一旦保留にする必要があります。
向いてないと感じる状況が苦痛なため、すぐにでも辞めたいと感じてしまうのは仕方ありません。
しかし辞めてしばらく経った後冷静に考えた際、この先の良いプランが思い浮かばないという恐れがあります。
様々な条件を考慮すると、辞めなかった方が良かったという結論に至るケースも考えられます。
辞めた後のプランが特にない場合、一旦保留にして改めて考えるべきです。
生活に大きな支障が出る恐れがある
「辞めるべき人の特徴」において、銀行員を辞めて転職をおすすめできる人の特徴をいくつか紹介しました。
しかし全てにおいて、銀行員を辞めても当面の生活に問題ないというのが条件になります。
仕事を辞めると生活に大きな支障が出る恐れがある場合、銀行員を辞めるのはリスクが大きいです。
銀行員を辞めたあと、最低でも数ヶ月は生活できる状態でしょうか。
現状難しいと感じる場合には、まずは生活の基盤を整える必要があります。
どうしても早く辞めたい場合には、仕事と並行しながらの転職活動がおすすめです。
辞める以外の対策方法
銀行員に向いてないと感じるとはいえ、辞めるのはリスクが高いと感じる人もいるでしょう。
もしくは辞める以外の工夫をして、仕事に対する前向きな気持ちを持ちたい人もいます。
そこで辞める以外の対策方法を3つ紹介します。
- 目的を持って仕事をする
- 職場の人と良い関係を保つ
- 別の銀行に転職する
目的意識は満足感ややりがいを得る上で大切な要素です。
そのため何らかの目的を持ち、意欲的に仕事を進めると前向きな気持ちになります。
職場の人間関係も、仕事に対する気持ちを左右する大きな要因です。
仕事自体は向いてないと感じる場合でも、職場の人と良好な関係なら楽しくなるかもしれません。
また銀行員を辞めるのではなく、別の銀行に転職するのもひとつの手段です。
職場を変えれば状況が良くなる可能性は十分に考えられます。
まとめ|銀行員に向いてないなら転職や独立もあり!
銀行員に向いてないと感じながら銀行に勤めるのは苦痛です。
実際に銀行員に向いてないと悩むリアルな声がネット上に溢れています。
心の整理をつけるためには、自身が銀行員に向いてないと感じる理由を見つけ出す必要があります。
辞めるべき、辞めないべきいずれの結果になったとしても、現状を変えるための行動は大切です。
銀行員に向いてないか改めて考えた上で、自身に必要と思われる行動を取りましょう。
そして、銀行員に本当に向いてないと思うのであれば、転職も視野に入れて活動することをおすすめします。
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元バンカーのECオタクです。現在は中国OEMなどで生計を立てています。一企業の経営者です。