本記事では、銀行員を辞めたいと思った際に取るべき行動までわかりやすく解説します。
- もう銀行員をやめたい...
- 自分は銀行員には向いていない
- でも、銀行をやめるのはもったいない...
上記のように感じている、現役の銀行員の方は多いのではないでしょうか?
銀行員といえば、一般的には多くの人が憧れる職業です。
しかし銀行員としての仕事の実態は、かなりたいへん。
しんどい状況が続けば、退職を考える時期もあるでしょう。
本記事では、銀行員を辞めたいと思った際に取るべき行動をわかりやすくまとめています。
「今悩んでいて辛い...」と思っている方にぴったりの内容になっているので、ぜひご一読ください。
本記事のまとめ
- 銀行員をやめたいと思う理由7選
- 銀行員をやめたいと思ったときの、7つの対策
- 銀行員を辞めて後悔しないのか?
銀行員にむいてないかも...と思う方はこちらもチェック
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銀行員をやめたいと思う理由7選
銀行員をやめたいと思う理由は、「人」が嫌なのか「銀行」が嫌なのかに分かれます。
実際に現役の銀行員として働いている人はどういった理由で銀行を辞めたいと思うのでしょうか。
以下、銀行員を辞めたいと思った際に挙げられる理由を7つ紹介します。
- ノルマがキツすぎる
- 人間関係が悪い
- 残業が多すぎて辛い
- 給料が低い
- セクハラ・パワハラを受けている
- 行風に馴染めない
- 競争へのプレッシャーを感じている
それぞれわかりやすく解説します。
1.ノルマがキツすぎる
銀行員をやめたいと思う理由として、「ノルマがキツすぎる」という理由が挙げられます。
銀行員は、さまざまな金融、保険商品を売り上げなければいけません。
銀行員に課せられる販売ノルマは、非常にきびしいものです。
きびしいノルマを課せられる中では、「もうやめたい」と思うのは自然な反応だと言えるでしょう。
また、「おすすめできない商品を販売していて、顧客に申し訳ない」と感じる人もいます。
2.人間関係が悪い
銀行に限った話ではありませんが、「人間関係が悪いので、銀行をやめたい」と考える人もいます。
特に銀行では、以下のような人間関係にストレスを抱えがちです。
- 指導が厳しすぎる上司
- 銀行特有の、激しい出世競争
- 休日における付き合いのむずかしさ
こうした背景から、行内において良好な人間関係を保てないケースは多いものです。
特に一部の銀行は歴史が長く、「昭和」の雰囲気を色濃く残している場合もあります。
当時の雰囲気は、現代でも「体育会系の空気感」や、「休日も上司部下でプライベートを一部共有する」といった形で残っていることも少なくありません。
昭和どころか、平成生まれの人が、このような中で、良好な人間関係を作るのは難しい側面もあります。
3.残業が多すぎて辛い
銀行は、時間外労働、残業が発生しないようにかなり厳しく管理されている傾向にあります。
しかし、部署によっては残業が多側面も。
繁忙期などであれば、その残業時間は決して「少ない」とは言えないケースもあります。
残業が多すぎると、心身ともに疲労し、「銀行員をやめたい」と考えてしまうのも無理はないでしょう。
4.給料が低い
銀行員といえば、一般的に高給だというイメージが広まっています。
たしかに都市銀行、いわゆるメガバンクは、イメージどおりの高収入です。
しかし、いわゆる地方銀行における給料はそれほどでもありません。
もちろん入行前に、理解していたつもりでも、実際に職務に就いてみると、「仕事のたいへんさ」と、「給料」が見合っていないと感じるケースが多いようです。
5.セクハラ・パワハラを受けている
「セクハラ・パワハラを受けているので、銀行員をやめたい」という人もいるでしょう。
なんらかのハラスメントが心身に与える影響はたいへん大きいものです。
そのままハラスメントを受け続けていると、体調を大きく崩すかもしれません。
セクハラ・パワハラの問題は、昭和気質を残し、同時に体育会系の行風を持つ銀行にありがちです。
昭和という時代は、今で言うセクハラ・パワハラと呼ばれる行為が、「ある程度は当たり前のこと」という時期でした。
令和になってもその習慣が抜けきらず、セクハラやパワハラを働く上司もいるのです。
6.行風に馴染めない
会社には社風があるように、銀行にも行風というものがあります。
ただ、独特の行風に馴染めず、「銀行員をやめたい」と考えるケースは多いものです。
比較的おだやかな行風なら、順応しやすいでしょう。
しかし強烈な成果主義や、先ほど触れた昭和気質を色濃く残しているような行風であれば、(特に平成世代が)馴染むのは簡単なことではありません。
行風と自分の価値観における摩擦から、「やめたい」と思う人は多いでしょう。
7.競争へのプレッシャーを感じている
競争へのプレッシャーを感じた結果、「銀行員をやめたい」と考える人もいます。
銀行という世界は、出世競争が非常に厳しいものです。
ドラマ「半沢直樹」では、銀行内での出世競争に敗れ、出世コースを絶たれて絶望する人物が描かれたことがありました。
もちろん、多少脚色されて描かれている部分はありますが、このような出世競争の厳しさは現実にも多少なりとも存在しています。
そして出世競争のプレッシャーを感じた結果、「銀行員をやめたい」と考える人は多くいます。
逆に銀行員にむいてる人が気になる方は以下記事がおすすめです
銀行員をやめたいと思ったら取るべき7つの対策
銀行員をやめたいと思ったら、悩むだけでなく、具体的に行動することが重要です。
できる行動としては、以下7つが挙げられるでしょう。
- 仕事量を調節してもらう
- 誰かに相談して、話を聞いてもらう
- 異動の希望を出す
- 仕事に全力を注ぐ
- キャリアプランを再検討する
- 何の仕事に転職するのか、考える
- 休職する
もちろん状況次第でできないこともありますが、できることがあればやってみるのがおすすめです。
仕事量を調節してもらう
銀行員としての業務が多すぎて、辛い思いをしている人は多いでしょう。
そんなときは、上司に相談して仕事量を調節してもらうという方法があります。
相談するときは、現状でどれほどの仕事量を抱えているのか、きちんと伝えましょう。
ただし、上司の性格や自分との関係性次第では、この方法が使えないケースもあります。
このような場合は人事部に直接掛け合うのがおすすめです。
辛い状況が続くのであれば、体を壊す前に人事部へ報告してしまいましょう。
誰かに相談して、話を聞いてもらう
誰かに相談して、話を聞いてもらうという方法もあるでしょう。
要するに、友達や家族に銀行員としての現状を説明するわけです。
辛い思いをしていることを話せば、少し気持ちも軽くなるでしょう。
また、症状が重い場合には精神科などへ掛け合う勇気も必要です。
再起不能になってしまう前に、早めに病院へいきましょう。
異動の希望を出す
可能であれば、異動の希望を出すという方法も考えられます。
同じ銀行内でも、部署によって業務の内容は異なるものです。
今の部署でうまく行っていなくても、別の部署であれば力を発揮できるかもしれません。
また、異動の希望を出すことで、上司からの評価が悪くなることもあります。
よって希望を出す場合は、そういった可能性についても考えておきましょう。
仕事に全力を注ぐ
「銀行員をやめたい」と思ったなら、逆に仕事へ全力を注ぎ込むという方法もあります。
全力で仕事を取り組めば、スキルが向上した結果、辛い状況が打破されるかもしれません。
たとえば、「営業の成績がまったく上がらない」ことが問題だったとしましょう。
しかし全力を尽くせば、営業の成績は大きく向上し、ノルマにも悩まされなくなるかもしれません。
むしろ仕事の面白さや、やりがいを見つけられる可能性もあります。
キャリアプランを再検討する
上記までのこと試しても「やはり銀行員は辛い」と思うなら、転職を含めてキャリアプランを再検討する必要が出てきます。
「銀行員をやめたい」とまで思っているなら、おそらく入行前に描いていたキャリアプランと現実の間にはギャップがあるはずです。
もしかしたら、今勤めている銀行では、そのキャリアプランは達成されないかもしれません。
とすればキャリアプランを再検討し、場合によっては転職を視野に入れることも必要です。
何の仕事に転職するのか考える
「銀行員として働くのが辛い、辞めたい」と強く感じるなら、転職する方向で検討するのがおすすめです。
もし転職するなら、「次は何の仕事にするのか?」を考えましょう。
後ほど解説しますが、銀行員に適性がある仕事もさまざま存在します。
そういった仕事に転職できないか、あるいは転職したらどのような変化があるか、シミレーションしてみましょう。
休職する
もう既に精神が病んでしまっているならば休職することもおすすめです。
特に、大手銀行であればあるほど、休職という手段を利用することをおすすめします。
休職は決して悪いことではありません。
この際、「自分がいなくなるとみんなが困る...」などと思いがちですが銀行には相応の人手があるので問題ありません。
それはあなたではなく、あなたの上司にあたる管理職が考えるべき問題です。
このため、「人手が足りなくて辞められない...休職できない...」などと思い悩むのは辞め、さっさと休職してしまいましょう。
銀行員をやめて後悔しないのか?→結論:多くの場合は後悔しません
ここまで記事を読んでくださっている方は、「銀行員をやめたい」という気持ちが強く持っていることでしょう。
しかし、それ自体が苦しいのではなく、「銀行員をやめたい、しかしやめたら後悔するかもしれない」という板挟みで苦しんでいると思います。
結論から言うと、銀行を辞めて後悔することはほとんどありません。
- 銀行員を辞めて後悔した人のコメント
- 銀行員を辞めてよかった人のコメント
- 結論:多くの場合は後悔しない
それぞれ実際のコメントがありますので、確認していきましょう。
辞めて後悔した人のコメント
まずは、辞めて後悔した人のコメントを紹介します。
銀行を辞めて収入が激減した
今のところ人生間違えたと思った分岐点は、銀行退職してしまったとこ…銀行の同期は今年収1000万で、海外駐在もちらほら。正直辞めて、2週間後には後悔してたけど、前をみて続けてみなきゃと気づいたらCA4年目。年収も1/5で仕事にやりがいもなく年下の先輩からバカにされるわで人生踏んだり蹴ったりだ
銀行を辞めたことで年収が落ち、深い後悔を覚えているというコメントです。
「銀行をやめたい」と思うなら、転職先では年収について不満がないようにしておきたいところです。
安定した身分を手放したことについて、後悔する人は多いようです。
銀行業務検定がもったいない
問い:銀行業務検定とはなにか。
答え:銀行員が辞めた後に取ったことを後悔する資格です。
所感:辞める前提なのでやる気出ません。
銀行員の必須科目、「銀行業務検定」がその後無駄になる点では後悔と言えるかもしれない...というコメントがありました。
やめてよかった人のコメント
続いて「銀行員をやめてよかった」と振り返る人のコメントを紹介します。
福利厚生は大して使えなかったと今では思う
僕も大学の時まで銀行に入って福利厚生とか休みが多ければいいと考えていましたが、働いてみると福利厚生もいうほど使える場面ありませんでした笑
お金も少なく先輩みてても死んだ顔の人ばかりでこのままでいいのかってなって思い独学でマーケティングを勉強して楽しかったので転職しました!
給与、福利厚生に恵まれず、退職したというコメント。銀行の福利厚生における実態には、なかなか使いづらいケースがあるようです。
銀行員は定年退職が早い
27年前に同期入社した元同僚から「単身で山口に行くことになった」とLINEがきた。同期ではトップで支店長になった奴。山口に支店はない。つまり関連会社へ出向ってことだ。給料は激⤵️でも単身は避けられない年齢。「お前、銀行やめてホントによかったな」って返す言葉が見つからず「元気で」と返信した
これは、「出向を受ける前に、退職していてよかった」という感想。出世競争に敗れ、関連会社へ異動させられるケースは多々あります。
そもそも銀行員は他の会社よりも実質的な定年退職が早いので、早いうちに退職して別の道を探すのはアリなのかもしれません。
銀行やめました。
ツイッターも一新!
本当に銀行やめてよかった。
毎日がほんと新鮮!!しんどい銀行員さんいたら是非絡んで欲しい。
やめるのに遅すぎるなんてことはないし。
銀行を辞めたことで苦しみから解放され、相当に喜んでいる様子。
そのぶん、銀行員としての業務には相当な負荷があったと推測されます。
結論:多くの場合は後悔しない
Twitterの口コミを調べていると、銀行員を辞めて後悔した...というコメントは少数です。
むしろ、「銀行員を辞めて正解だった」というコメントの方が多いことがわかりました。
私も含めてですが、銀行員を辞めた後に新しいキャリアを見つけることができる人は非常に多く、銀行を辞めるか悩んでいるくらいであれば、辞めてしまう方が早い...という想像ができます。
転職をする前に副業から始めたい...という方には以下記事がおすすめ
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【元メガバンカー解説】銀行員におすすめの副業11選!銀行員は副業できる?に答えます。
銀行員を辞めたいなら転職先を探そう
もし「銀行員をやめたい。転職したい」と考えるなら、転職先を見つける必要があります。
元銀行員としてむずかしい仕事に当たっていた場合、特に金融・経理・保険関連の知識とスキルはある程度備わっているはずです。
銀行員を退いたあと、以下のような転職先が真っ先に考えられます。
- 証券会社
- 一般企業の経理部門
- 生命保険会社
- 別の地方銀行
- コンサルティングファーム
- 不動産会社
こういった業界は、金融や経理、保険の知識を有する元銀行員を必要としています。
元銀行員であれば、かなり歓迎されるでしょう。
転職先を探す方法:転職エージェントの利用がおすすめ
銀行員が転職先を探す場合、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
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特に、以下のような転職エージェントは、大切な転職の機会を活かすうえでたいへん心強い存在です。
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銀行員が転職エージェントを利用するなら、マイナビ金融エージェントがおすすめです。
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【辛口レビュー】マイナビ金融エージェントの評判は?おすすめできる人も紹介!
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まとめ:銀行員を辞めたいと思ったら転職もアリ!
銀行員という職業は、誰にでも就けるものではありません。
まず、今銀行員として働いているということは、すばらしいことなのです。
今一度冷静になって、銀行員をやめるべきかどうか、考えてみましょう。冷静さを取り戻したあなたなら、その点について答えを出せるはずです。
ただし、「本当に銀行員をやめたい」と思うなら、転職という選択は大いに考えられるでしょう。
元銀行員という経歴を持つ優秀な人材は、転職市場でもかなり重宝されます。
特に銀行員として働いていた経緯があるなら、本記事では紹介したような転職先なら力を発揮できるはずです。
おすすめの副業を1つだけ知りたいという方におすすめ
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銀行員の独立・副業に「ライティング」をおすすめする理由
SEO中心のWebライター。教育、小売業界を経てフリーランスとして独立して今期4年目。
得意ジャンルは金融・IT・マーケティングなど。現在はディレクターやメディア運営代行も平行。