銀行員は、日々「お金」と向き合う仕事です。
お金だけでなく銀行内の厳しい上下関係や取引先の重役との交渉など、ストレスが溜まりやすい職業でもあります。
そのため「仕事を辞めたい」「辞めたいけど勇気がない」という人も多いのではないでしょうか?
本記事では、仕事に追われ「退職」が言い出しづらい銀行員だからこそ、選択肢として退職代行がおすすめな理由をメリット・デメリットも踏まえ解説します。
結論:銀行員は退職代行サービスを使ってもよい
以下3つのいずれかに該当する「辞めたくても辞められない状況」の銀行員は、退職代行サービスの利用を推奨します。
- 上司が怖くて直接言えない
- 業務量が多く引き継ぎを考えると言い出しづらい
- 職場に行けないほど心身ともに疲れきっている
退職代行サービスは、一人で退職するのが難しい人をサポートするサービスです。
利用することに負い目を感じる人もいますが、「いますぐ確実に退職したい」のであれば検討してみてはいかがでしょうか。
銀行員が退職代行サービスを使うメリット
退職代行サービスを利用せずとも退職は可能です。
しかし、退職代行サービスを利用することで得られるメリットとして以下の5つが挙げられます。
- 転職活動に専念できる
- 確実に退職できる
- 上司と揉めるといったトラブルが起きない
- 退職を引き延ばしにされずに済む
- ストレスなく退職できる
退職を考えている人にとって、退職代行サービスを利用することで不安要素を払拭でき、スムーズな退職を実現できます。
転職活動に専念できる
仕事を辞める多くの人が、転職先を探すことに頭を悩ませるのではないでしょうか。
社会的信頼もある銀行員を辞めるからには、いまよりも良い仕事を見つけ採用されるために、さまざまな準備や行動を起こしていく必要があります。
たとえば、現職の退勤後・休日に転職エージェントと話し合ったり、実際に応募して新しい会社の面接を受けたりするでしょう。
退職することだけで精一杯の状態では転職活動は上手くいきませんので、退職の手続きは退職代行サービスに任せて、転職活動に専念するのも1つの手段です。
関連記事:【辛口レビュー】銀行員におすすめの転職エージェントを徹底比較
確実に退職できる
退職代行サービスは「退職成功率100%」を掲げている会社も多いため「確実に退職したい」という人に最適なサービスです。
第三者を挟んで手続きを進められるため「退職を言い出せない」という人も安心して退職の意志を伝えられます。
また、退職代行サービスは銀行と強制的に区切りをつけるという点で強力な味方となるでしょう。
上司と揉めるといったトラブルが起きない
銀行は上下関係が厳しい職場がほとんどなため「上司に辞めることを伝えるのが怖い」「上司と揉めそうで嫌だ」と不安に思う人も少なくありません。
また、上司との関係が原因で退職を考えている場合、「当の本人に退職を言い出すのは気が引けてしまう」という人も多いのではないでしょうか?
退職代行サービスを利用すると、第三者の介入により自分も銀行も感情的にならずに話が進められます。
機械的に手続きを進められるので、上司に小言を言われたり人事に止められたり余計な過程を踏まずに退職ができるのも1つのメリットです。
退職を引き延ばしにされずにすむ
「繁忙期が終わるまで」「もう一度考え直してほしい」のように、さまざまな理由をつけて退職を引き延ばしにされてしまうケースは少なくありません。
また、「辞める意思」が固まっている場合でも、お願いされてしまうと断れなかったり「あと少しだけなら」と譲歩してしまったりする人もいるでしょう。
退職代行サービスなら、代理人が自分の代わりに希望の退職日を交渉をしてくれるので、引き延ばされません。
自分で退職日の交渉が難しい場合には、退職代行サービスの利用が有効です。
ストレスなく退職できる
退職代行サービス会社を間に挟むことで、退職手続きを機械的に進めることが可能です。
職場に行くことも、上司や担当者と直接話す必要もないので、精神的ストレスを軽減できます。
また、退職代行サービスを利用すると退職までの流れや必要書類を事前に教えてくれるので、「退職手続きの方法がわからない」「何を準備したらいいの?」という心配もありません。
初めての退職で不安な人は、サポートを受けながら必要最低限の手続きで退職できる退職代行サービスがおすすめです。
関連記事:銀行員をやめたいと思ったら?みんなのやめたい理由7選とその対策を徹底解説
銀行員が退職代行サービスを使うデメリット
退職代行サービスは、退職のプロがサポートしてくれるので「退職が初めてで不安が多い人」や「職場とは関わらずに退職したい人」にぴったりです。
しかし、実際に利用するときには、以下のようなデメリットが気になります。
- 費用がかかる
- ボーナスがもらえない可能性がある
- 同僚と疎遠になる
退職代行サービスを検討している場合は、デメリットをしっかり理解したうえで利用しましょう。
それではひとつずつ解説していきます。
費用がかかる
退職代行サービスを依頼した際の相場は、27,000円〜33,000円ほどです。
「ストレスなくいますぐに退職できる」のであれば、高いと感じる人も少ないかもしれませんが、決して安い金額ではありません。
また、転職先がすぐに見つかるとも限らないので、自分の貯金や今後の生活とのバランスを考えた上で依頼するか判断しましょう。
ボーナスがもらえない可能性がある
給与の支払いについて、労働基準法第二十四条では「毎月一回以上、一定の期日を定めて支払わなければならない」となっていますが、ボーナスの支払いについてはこの限りではありません。
ボーナスの支払いについては、会社の就業規則で定められていますので退職前に一度確認してみてくださいね。
確実にボーナスをもらいたい場合は、賞与日を過ぎてから退職代行サービスを使うようにするといいでしょう。
※基本的に賞与は在籍していればもらえます。
例えば僕の場合は有給をフル活用し、6/30日に退職をするという形でボーナスを受け取りました。(過去在籍していた銀行の規定は6/30、12/31在籍がボーナス支給条件でした。)
有給消化期間中は在籍していると見なされるため、不安があれば退職代行業者に相談してみることをオススメします。
同僚と疎遠になる
退職サービスを利用する場合、即日退社するケースが多く、業務の引き継ぎがおこなわれないケースがほとんどです。
そのため、職場の人の業務負担が増えるため、突然退職した人を良く思う人はいないでしょう。
また、転職がさほど珍しくなくなった社会になりましたが、人によっては転職者に対して「裏切られた」と感じることもあります。
退職サービスを利用して辞める職場であれば、自身が「今後も関係を続けていきたい」と思う同僚は少ないかもしれませんが、気まずさやしこりが残る人間関係になることは明らかです。
ただし、仲の良い人はそんなんで縁が切れたりはしません。なので、それくらいで切れる縁ならいいやと割り切ってしまうのも、一つの考え方でしょう。
銀行員におすすめな5つの退職代行サービス
退職代行サービス料の相場である30,000前後(追加料金なしの場合)の会社を5つご紹介します。
支払いを後払いにできたり、退職後の転職サポートがあったり、会社によってさまざまな特徴がありますので、自身に合った会社を見つけましょう。
そんな人のために、5つのおすすめ退職代行サービスをご紹介します。
自分に合ったサービスを見つけてくださいね。
退職代行ガーディアン
公式サイト:https://taisyokudaiko.jp/lp2/
費用 | 29,800円(税込)※追加料金なし |
無料相談 | 可能 |
実績数 | 非公開 |
退職成功率 | 100% |
返金保証 | なし |
その他 | 労働組合法人が運営 |
「退職代行ガーディアン」は労働組合法人が運営しており、さまざまなメディアでも取り上げられているため信頼性の高い会社です。
労働組合が運営している退職代行会社のメリット
基本的に、退職代行会社は退職を伝えるだけの「使者」にあたるため交渉はできません。
そのため以下のようなことを銀行から言われた場合、退職手続きを進められなくなります。
- 退職代行会社は認めません
- 損害賠償を請求します
- 弁護士を通してください
しかし、今回ご紹介する労働組合の場合は「強制力」があるため安心です。
銀行側が交渉に応じない場合、であれば銀行が交渉に応じなかった場合、不当労働行為にあたるため基本的に認可されないことは少ないです。
スムーズな退職手続きが可能になります。
退職代行ニコイチ
費用 | 27,000円(税込)※追加料金なし |
無料相談 | 可能 |
実績数 | 40,350件(2023.1時点) |
退職成功率 | 100% |
返金保証 | 全額返金保証 |
その他 | 弁護士監修 |
創業18年の「退職代行ニコイチ」は、退職代行業者の中で古株にあたります。
弁護士による適正指導の退職代行をおこなっているので安心であり、回数制限なく無料相談ができるのも支持されるポイントの1つです。
また、人材紹介会社と提携しているため、転職先が決まっていない人のサポートもしてくれます。
ただし、銀行員であれば転職先は簡単に見つかります。どうしても転職先が見つからない時は、一つの選択肢として転職サービスを利用するとよいでしょう。
関連記事:銀行員の転職理由には何を書けばいい?面接官から聞かれることもあわせて解説
退職代行Jobs
費用 | 27,000円(税込)~ |
無料相談 | 可能 |
実績数 | 非公開 |
退職成功率 | 100% |
返金保証 | なし |
その他 | 弁護士監修×労働組合法人が運営 |
「退職代行Jobs」は、弁護士監修かつ労働組合法人が運営しているサービスです。
退職手続きを最短30分で完了でき、審査はありますが後払いもできます。「いますぐ辞めたいけど支払いが心配」という人も安心して利用できる退職代行会社です。
また、転職活動や引越しなど退職後のサポートも充実しています。
退職代行SARABA
費用 | 24,000円(税込)※追加料金なし |
無料相談 | 可能 |
実績数 | 非公開 |
退職成功率 | 非公開 |
返金保証 | 全額返金保証 |
その他 | 労働組合法人が運営 |
「退職代行SARABA」は労働組合法人が運営しているサービスで、業界最安クラスの費用感が強みです。
労働組合法人が運営しているので「信頼できる退職代行サービスを少しでも安く利用したい」人におすすめです。
辞めるんです
費用 | 27,000円(税込)※追加料金なし |
無料相談 | 可能 |
実績数 | 7,000件 |
退職成功率 | 100% |
返金保証 | 全額返金保証 |
その他 | 顧問弁護士あり |
「辞めるんです」は、顧問弁護士から業務指導を受け、コンプライアンスを徹底しているサービスです。
LINEで手続きを完結させるので、面談一切なしで退職手続きを済ませられます。
また、「完全成果報酬型」の退職日が決定し退職届が正式に受理されてから支払う「後払い」も可能です。
銀行員が退職代行を利用して後悔しないために気を付けること
事前に確認しないで退職代行を利用すると、思わぬ損失を被る可能性がありますので、退職をする際の注意点として気を付けること3つをご紹介します。
- 退職時期を考える
- 銀行の就労規則を確認する
- 退職後の人間関係は諦める
退職時期を考える
「転職先は決まったか?」「引越しやプライベートで忙しい時期と重ならないか?」など、自分の都合のよい退職時期を考えましょう。
もちろん、体調を崩していたり精神的な限界を迎えてしまったりしている場合は、いますぐに退職することをおすすめします。
銀行の就労規則を確認する
給与のように労働基準法で定められているものと、ボーナスのように就労規則で定められているものがあります。
どちらもお金に関する重要なことですので「もらい損ねてしまった」というようなことがないよう、事前にしっかり確認し自分が損しないようにしましょう。
退職代行サービスの交渉次第では、要求通りの対応ができますが法律や契約に違反するようなことはできませんので、自分でも内容を把握しておきましょう。
退職後の人間関係は諦める
退職代行サービスを利用すると、基本的に職場に行くことがないため、別れの挨拶をすることはできません。
職場側の人間としては、突然辞めた人への印象は悪くなりますので、退職後の人間関係は諦めたほうがよいでしょう。
とはいえ、退職すれば毎日顔を合わせることもなくなるので、気にしすぎる必要もありません。退職後の未来のことを前向きに考えていきましょう。
まとめ:いますぐ辞めたい銀行員は退職代行サービスを利用しよう!
退職代行サービスは、「退職したいけど言い出せない」「職場に行くのも億劫に感じる」といった人のために退職できるようサポートしてくれるサービスです。
退職代行サービスには、「コストがかかる」「同僚と疎遠になる」のようなデメリットもありますが、自身の心の健康を第一に考えましょう。
世の中には銀行以外のお仕事もありますし、あなたが銀行員として入行し働いた経験は間違いなく今後に活かせます。
もし「いまの職場を辞めたい」と思うのであれば、一度退職代行サービスを検討してみてはいかがでしょうか?
なお、識学総研でビジネス力も学んでおくと良いでしょう。
Webライター/シナリオライター。本業の営業経験を活かしながら、副業でWebライターや動画シナリオライターとしても活動中